木のおはなし

木の基礎知識

元と末(もと と すえ)
木の根の側を元あるいは元口、葉の側を末あるいは末口と言います。柱など木をたてに使うときは、元口を下に末口を上にします。

木口面(こぐちめん)
木の繊維方向に直角に切断した面。

柾目面(まさめめん)
平行に切断した面で中心軸を含む面。

板目面(いためめん)
中心軸を含まない面を板目面と言います。

心材(しんざい)
木の随(中心)に近い部分を心材(赤身・赤味)、一般に赤や褐色などの濃色をしており、硬質で狂いが少なく、耐久性が大きい。

辺材(へんざい)
樹皮に近い部分を辺材(白太)、心材よりも含水率が高く、虫害を受けやすいなど耐久性が小さい

柱の木取り(はしらのきどり)
柱材の木取りで中心の樹心を含む材を芯持材といい、四方板目になります。この場合、見え隠れの面に背割りを入れて乾燥収縮による亀裂が他の面に及ばないようにして用います。芯を含まない芯去材は、取る場所によって二方柾・四方柾になります。一般的に芯去材より芯持材のほうが、強度に優れていると言われています。

板の木取り(いたのきどり)
板材の木取りで中心部を含む部分が柾目、含まない部分は板目になります。 目的に応じて、板目どり、柾目どりなどいろいろな方法があります。